息子は2歳くらいの保育園児の頃から、アレ?成長が遅い?と思うことが出始め、保育園のおばあちゃん先生から連日、連絡帳に手厳しい言葉が綴られるようになりました。
そうこうしていると3才半くらいの頃から毎朝、玄関で保育園に行きたくない!と癇癪を起こすようになりました。
その後、家族で話し合い、たまたま空きがあった4歳児クラス(年少)から自由保育の幼稚園に転園することになりました。
家庭での育児も大変で(彼が3歳くらいの時に妹が生まれたこともあり)赤ちゃん返りなのかわがままなのか分からない。とにかく言うことを聞かない。睡眠リズムも整わない、母はほぼ育児ノイローゼの状態になりました。
家庭では大変でしたが、幼稚園は自由保育のという方針のためか、おおらかな環境で、
息子の好きな泥んこ遊びや虫探しが存分に楽しめました。
今思えば、保育園よりは集団行動が減り楽しい活動も多かったようです。
彼の目はキラキラと輝き、楽しい日々と過ごすことができました。
明らかに保育園に行っている時よりは、息子は「楽しそうに」生きていました。
その幼稚園は自由保育の精神を持ち、子ども個性に寄り添う環境でした。
幼稚園で進められた本を読んだことが、息子は発達障害なのではないか?
と薄々感じていた気持ちを確信に変えました。
それは
佐々木正美さんの本 「子どもへのまなざし」です。
子どもの成長を見守る母のバイブル的存在のこの本。
「子どもへのまなざし」「子どもへのまなざし・続」「子どもへのまなざし・完」
3冊がありますが、「完」の後半は「発達障害」について書かれており、
息子に「完」の後半がムスコ氏にドンピシャでした。
これをきっかけに病院や療育を探し始めることになります。。
情報過多な社会において、「子ども」というものは昔とそんなに変わらない存在であるということ、
子どもを見守るということについて考え、優しい気持ちになれる本です。
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